前問と似ているが論点は異なる。
潜在株式調整後1株当たり当期純利益を計算しなさい。
(当期は×2年4月1日~×3年3月31日)
- 期首時点の普通株式数は1,000千株(自己株式は有していない)
- 当期純利益は6,000千円
- 当期首に転換社債型新株予約権付社債を以下の条件で発行した。
- 額面総額:500,000千円
- 払込金額:500,000千円
- 償還期限:3年
- 年利率:1%(利払い日は年1回3月末)
- 転換価格:1,000円
- 期末までに権利行使された社債はない。
- 法定実効税率は40%
» 正解は・・・
【解答】6円
9,000 / 1,500 = 6
すべての転換社債型新株予約権付社債が期首に権利行使されたとすると、期中株式は500株増加する。
1000 + 500 = 1500
また同時に、社債利息の支払いが5000千円ほど不要になるが、社債利息の支払いが不要になった場合、税金の支払い額も減少する。
したがって、当期純利益について5000 × 0.6 = 3000千円分の調整が必要になる。
6000 + 3000 = 9000
9,000 / 1,500 = 6
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