〔相続税法〕相続税の計算方法

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課税遺産額の計算方法

以下の場合、課税遺産額を計算するとどうなる?

  1. 法定相続人は5人
  2. 相続されたのは現金100百万円

基礎控除額 = 法定相続人5人 × 6百万円 + 30百万円 = 60百万円
課税遺産額 = 100百万円 – 基礎控除額60百万円 = 40百万円

相続税額の計算方法

以下の場合、相続税額を計算するとどうなる?

  • それぞれ法定相続分を相続している。
  • 申告期限内に申告予定である。
  • 未分割の遺産はない。
項目 妻A(30歳) 子b(10歳) 養子c(20歳)
算出相続税額 10百万円 5百万円 5百万円
相続税の加算額 配偶者なので対象外 一親等の血族なので対象外 2百万円 × 20% = 1百万円
配偶者の税額軽減額 相続税全額 = 10百万円 配偶者ではないので対象外 配偶者ではないので対象外
未成年者控除額 20歳以上なので対象外 10万円 × (20歳 – 10歳) = 1百万円 20歳以上なので対象外
納付税額 0円 4百万円 6百万円

» ヒント(相続税の加算額)


【ヒント】
一般的に遺産を引き継ぐだろうと想定される人、そうではない人に分けて考える。

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» ヒント(配偶者控除)


【ヒント】
配偶者は法定相続分まで配偶者控除で非課税(それを超えても遺産総額160百万円までは配偶者控除により非課税)

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» ヒント(未成年者控除)


【ヒント】
未成年者は成年するまでの年数に応じて1歳あたり10万円税額控除できる。

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